おせち料理のもう一つの意味

おせち料理のもう一つの意味

おせち料理は、日本人が昔から大切にしてきた季節の節目に神様へお供えする料理が起源であるということは、多くの人に知られています。

そしてそれが特にお正月の場合は、盛大に用意されるということから、おせち料理イコールお正月料理というイメージになっているわけです。

そのようなこともあり、おせち料理は材料も縁起を担ぐものが圧倒的に多く、中には後付けで縁起と結びつけていると思われるものも少なくない状況です。

豆がまめまめしく動けるようにとか、数の子にあやかって子孫繁栄とか、こぶは喜ぶに通じるといった具合になっています。



ただ、おせち料理にはもう一つの意味があることも忘れてはならないことと言えます。



今日でこそ、お正月は誰にもめでたいときだから、華やかで、美味しいものをいただくということで、重箱に贅を窮めたものが用意され、中にはデパートや専門店から大枚をはたいてお取り寄せするご家庭も増えているくらいですが、実は保存食という意味合いも強いということです。

かつての主婦はほとんどが専業主婦で、一年中家事に翻弄されていました。


だから、せめてお正月の三が日くらいは、家事に翻弄されなくても良いように、特に食事に関しては、あらためて作らなくても良いようにという知恵も盛り込まれているのです。

このことはとても大切なことですから、専業であろうとなかろうと、主婦の皆さんが家事で一年中苦労していてくださることへの感謝の意味もあるということを食べるときに思い出す必要があるのです。